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2026/8/5
早稲田大学
早稲田大学スポーツ科学学術院・川間羅聖講師(研究当時:同志社大学研究開発推進機構特別任用助教)、西九州大学リハビリテーション学部・中村雅俊教授、同志社大学スポーツ健康科学部・若原卓教授らの研究グループは、筋肉が大きくかつ長時間伸ばされながら力を発揮する筋力トレーニング(「筋トレッチング」)が、反動をつけずに筋肉を伸ばす「静的ストレッチング」と同程度に筋肉を柔らかくすることを明らかにした。スポーツやリハビリテーションの現場では、筋肉を柔らかくするための代表的な方法として「静的ストレッチング」が多く採用されてきた。一方、同グループはこれまでの研究で、筋肉が大きくかつ長時間伸ばされながら力を発揮する「筋トレッチング」によって、大腿部後面のハムストリングスの一部の筋肉が慢性的に柔らかくなることを示した。しかし、この「筋トレッチング」の効果が、従来から行われてきた「静的ストレッチング」と比べてどの程度筋肉を柔らかくするのかについては明らかになっていなかった。本研究では、11名の健康な若年男性を対象とし、片脚だけに「筋トレッチング」と「静的ストレッチング」を同じ期間・同じ実施時間で行い、ハムストリングス各筋の硬さ、関節可動域、筋力、筋の大きさにどのような長期的影響を与えるのかを検討した。その結果、どちらの方法でもハムストリングスの一部の筋肉の硬さが同じ程度に低下し、「筋トレッチング」では「静的ストレッチング」よりも筋力や筋肉のサイズが大きく増加した。この結果は、筋肉を大きくかつ1回あたり長時間伸ばす「筋トレッチング」を長期間実施することで、「静的ストレッチング」よりも大きく筋サイズや筋量を増加させながら、特定の筋肉における硬さを同等に減少させることができることを示している。現在の実践現場では、筋肉を「柔らかくする」「強くする」「大きくする」の目的に応じて「静的ストレッチング」「筋トレッチング」が使い分けられているが、本研究の知見は「筋トレッチング」がいずれの目的も同時に達成でき、時間効率の高い新たな運動方法となる可能性を示しているといえる。
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