このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2026/4/22
東北大学
東北大学大学院医学系研究科運動学分野の山田陽介教授、同大学大学院農学研究科食科学国際共同大学院のAdeoya Akindele助教(研究当時:同分野大学院生)、 国立医薬品基盤・健康・栄養研究所の門間陽樹ウェルビーイング室長(研究当時:同分野准教授)、同大学産学連携機構イノベーション戦略推進センターの永富良一特任教授(研究当時:同分野教授)らは、日本人学生と留学生を対象とし、国籍と健康状態の関連を検討し、その関連におけるヘルスリテラシー(健康情報を理解・活用する能力)の役割を明らかにした。ヘルスリテラシーは、健康に関する情報を理解し活用する能力で、健康格差を説明する重要な要因として注目されている。全国6地域の大学生1,366名を対象とした本研究では、オンライン質問調査によって、国籍と健康状態の関係におけるヘルスリテラシーの役割を検討。その結果、日本人学生と比較して留学生は良好な健康状態の割合が低いことが示された。一方、ヘルスリテラシーを考慮すると、日本人学生と留学生との差は消失した。さらに、ヘルスリテラシーが高い学生に限定すると、日本人学生よりも留学生の方が健康状態が良好であることが明らかとなった。これらの結果は、留学生の健康格差は国籍そのものではなく、ヘルスリテラシーの違いによって生じている可能性を示している。つまり、留学生や外国人の健康支援においては、国籍に基づく支援ではなく、ヘルスリテラシー向上を中心とした支援が重要であることを示しており、日本の医療制度や健康情報へのアクセス方法に関する教育的支援は、留学生や外国人の健康格差の解消に寄与する可能性があると言える。
編集部がお届けする教育ニューストップへ