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2026/1/21
早稲田大学
早稲田大学大学院情報生産システム研究科の三宅丈雄教授、アズハリ・サマン次席研究員らの研究グループと、山口大学大学院医学系研究科眼科学講座の木村和博教授、芦森温茂助教らの研究グループは、ソフトコンタクトレンズに歪センサアンテナを搭載することに成功し、眼圧を高感度に無線計測するスマートコンタクトレンズを開発した。眼圧が上昇することで視神経を傷害する緑内障は、日本で最も多い失明原因とされている。病気の進行具合を把握する上では、病院だけではなく在宅でも24時間眼圧を計測することが求められており、コンタクトレンズに電子素子を搭載することで24時間計測を実現させるスマートコンタクトレンズの開発が進んでいる。しかし、ウェットなソフトコンタクトレンズ上に従来型アンテナ素子を搭載するとレンズの乾燥により電子部品が基板から剥がれてしまうという課題や、ドライなハードコンタクトレンズを使用した場合は装着感や価格面での欠点が生じていた。研究グループは、電気メッキを利用したアンテナの微細加工技術によって、無線アンテナの伸縮性を実現。さらにアンテナ自身が歪を感知できる最適な構造(形状や厚みなど)を明らかにし、歪センサアンテナをソフトコンタクトレンズ上に搭載することに成功した。同時に、アンテナとセンサが一体化したことで、センサの低価格化を実現。また、豚眼やウサギの眼を用いた実験からは、精度の高い計測結果や安全性が示された。開発したスマートコンタクトレンズは、今後は自宅で計測できるセルフケア商品としての普及が期待される。さらに、従来の眼圧計測では困難であった夜間や在宅での連続計測が可能になることで、病気の進行を左右する眼圧変動を正確に把握でき、患者のQOL向上および失明リスクの低減が見込まれている。
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