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2025/6/11
関西大学
関西大学では、父母組織(教育後援会)および卒業生組織(校友会)の支援と、大学生協の協力を得て、2018年度から「100円朝食」を、2020年度から「100円夕食」を学生に提供している。100円朝食の提供数は年間約24,000食、100円夕食は年間約18,000食に上り、学生の食生活をサポートしている。昨今の米価格高騰により、関西大学千里山キャンパスの生協食堂でも米の仕入れ自体が大変厳しく、何とか確保できた半年分の米の価格は想定の3倍近くとなった。また、コメ高騰の影響は学生にも及んでいるとみられ、100円朝食の販売数は2024年度の1日あたりが平均165食であったのに対し、2025年5月は約197食となり、約2割の増加となった。学生からは、「100円朝食以外では朝食を食べないので助かっている」「一人暮らしでなるべく食費を押さえたいので、100円でバランスの取れた食事がとれるのはありがたい」との声が多数寄せられている。一方、関西大学生活協同組合の森本秀友専務理事も、「学生あっての生協食堂。価格高騰分はライス代に転嫁することなく、赤字覚悟で据え置き価格とする決断をした。学生は、生活費が苦しくなると食費を削る傾向があるが、食事は健康の大本。経済的な理由で食事を抜くことがないよう、できることをやっていきたい」とし、厳しいながらも2025年4月から2026年1月まで100円朝食・夕食の提供継続を予定し、学生を支援していくとしている。
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