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2025/1/22
東京電機大学
東京電機大学は、電子ペーパー技術を用いて開発した「電子タイル」で、可変壁面デザイン実現に向けた実証実験を進めている。電子ペーパー技術は、反射型で読みやすい電子書籍端末(Amazon.com, Inc.のKindle等)の表示技術として活用されているもの。開発した電子タイルは軽量の表示ユニットで、試作品のサイズは10cm正方・42g・5.5mm厚。壁紙等に配列して任意の大きさの表示面を形成することができる。埼玉鳩山キャンパス内のバス待合室壁面において、理工学部情報システムデザイン学系の面谷信特任教授、矢口博之教授、大場久恵助教が共同で進めている実証実験では、試作電子タイル400枚を用いて2m正方の大型表示面を形成。表示面のデザインが変化することで、可変インテリアとして待合室利用者に驚きをもって受け止められている。電気泳動表示方式の採用により、光源を持たない反射型かつ書き換え時のみ電力を消費する特性があり、消費電力はLED表示や液晶表示と比べて500分の1程度の超省電力(2m正方の表示電力は5W)を実現している。電子タイルは壁面と一体感のある外観を提供できるうえ、超省エネルギーでデザインの自由度を高めることが可能なことから、今後は建築物の内外装や壁面などに新たな可変デザインの可能性を提供することが期待されている。
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