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2024/12/11
北里大学
北里大学一般教育部の中森智啓講師、浜ア浩子教授、医療衛生学部の鍵谷豪教授、医学部の藤谷和子技術員、東京科学大学総合研究院化学生命科学研究所の北口哲也准教授、東京大学大学院総合文化研究科の坪井貴司教授らの研究グループは、ヒヨコの刷込み記憶の維持には、大脳皮質視覚野にあたる領域で分泌されるオステオクリンがNPR3受容体にはたらき、神経細胞の突起数を抑えることが重要であることを明らかにした。オステオクリンは幼少期の記憶の維持に重要なペプチドの1つであり、記憶に必要な神経回路中の余分な神経同士のつながりを排除して、神経回路のブラッシュアップにはたらいていると考えられる。今後は、オステオクリン発現細胞について情報の入力経路と出力経路を明らかにして、刷込み図形の記憶に必要な神経経路の中での役割を明確にしていく。またこの成果は、ヒトも含めた霊長類におけるオステオクリンの役割の解明にも役立つと期待されている。
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