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2024/8/21
東北大学
東北大学大学院医学系研究科運動学分野の門間陽樹准教授、大学院生山田綾、永富良一教授(現・産学連携機構)、エコチル調査宮城ユニットセンターの大田千晴教授らのグループは、宮城県の母子を妊娠確認時から追跡したデータを分析した結果、母親の妊娠前から育児期の身体活動レベルが、子どもの身体活動レベルに影響することを明らかにした。グループは、エコチル調査宮城ユニットセンターが独自に実施する追加調査に参加同意した1,067組の母子を対象に研究を実施。その結果、妊娠前から育児期(妊娠前/妊娠中/産後1.5年/3.5年/5.5年)における母親の身体活動レベルが高いと、5.5歳時点の子どもの身体活動レベルも高い傾向があることが明らかになった。また、5.5歳時点の子どもの身体活動レベルに対する母親の各時点の身体活動の影響を確認したところ、妊娠中と産後5.5年における母親の身体活動レベルは、子どもの身体活動レベルと関連していた。調査からは、母親の妊娠期から出産後までの身体活動が子どもの身体活動に影響を及ぼすことが明らかになった。また、妊娠・出産・育児に伴って母親の身体活動レベルは変化するものの、子どもの身体活動レベルの向上には、妊娠前から育児期を通して母親の身体活動レベルを高く保つことが重要である可能性が示された。
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