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2023/10/25
上智大学
上智大学経済学部の樋口裕城准教授と、東京財団政策研究所の中室牧子研究主幹らの研究チームは、文部科学省「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の協力を得て調査した大学生の留学が言語力や国際志向性に及ぼす影響について、研究成果を発表した。調査には、「回帰不連続デザイン」の手法を採用。文部科学省が展開し、企業からの寄付により返済不要の留学奨学金を給付する「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」選考時のスコアを用い、選考に僅差で合格した学生と不合格になった学生とを比較することで、留学支援の奨学金が留学の成果に及ぼす因果効果について分析を行った。その結果、合格した学生はほぼ全員が留学し、不合格であった学生の60%が留学していた。また、奨学金によって英語力が33%上昇していることや、国際的志向性と外国語コミュニケーション能力の認知に関するスコアも、奨学金によって有意に向上することが明らかになった。この結果は、奨学金により留学確率、英語力、国際的志向性などが高まることを示しているといえる。
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