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2023/9/13
東北大学
東北大学大学院情報科学研究科の松宮一道教授の研究グループは、意思決定が、その意思決定と関連のない運動行為(実際には、眼球運動と手の到達運動)にどのような影響を与えるのかを研究し、今回の実験対象のうち眼球運動が意思決定の影響を受けることを明らかにした。意思決定は人間の行動にとって不可欠な認知プロセスで、この可視化によって人が次に何をしようとしているか、何を考えているかを先読みして対策を講じることができ、メンタルケア支援、認知症ケア支援、犯罪予防などに役立つと考えられている。グループは、視覚に基づく意思決定から連続的に影響を受ける眼球運動と手の到達運動に着目し、それらの運動が直前に行った意思決定課題と関連がない場合にその意思決定の影響をどのように受けるかを研究。その結果、眼球運動と手の到達運動が直前に行った意思決定課題と関連がなくても、眼球運動だけが意思決定の影響を受け、手の到達運動は意思決定の影響を受けないことが明らかになった。この成果は眼球運動が目に見えない心の中の意思を推定できる可能性を示している。
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