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2023/5/24
東北大学
名古屋工業大学大学院工学研究科 田中優子准教授、東京学芸大学 犬塚美輪准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター 荒井ひろみユニットリーダー、名古屋大学大学院情報学研究科 久木田水生准教授、東北大学大学院情報科学研究科 乾健太郎教授(理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー)・橋容市特任研究員の研究グループは、誤情報に対する訂正の効果を制限するオンライン行動の特徴を明らかにした。オンラインにおける誤情報の拡散防止には、ファクトチェック(偽情報に対抗するために情報の真偽を検証する活動)の取り組みを通して、人々の誤った信念を訂正することが有効な対策につながる。現在、多くのファクトチェック記事がオンライン経由で掲載されているが、ファクトチェック記事を共有するには、誤情報を信じている人がその記事をクリックする必要がある。本研究では、このクリック行動に着目し、「信じている誤情報に対する訂正記事のクリックを選択的に避けるということはあるのか?」、もしあるとすれば「選択的に避ける傾向の強い人はどのような特徴があるのか?」という問いを検証した。その結果、43%の参加者は「信じている誤情報に対する訂正記事」へのクリックを選択的に避ける傾向があることが示された。この結果は、誤情報を訂正する試みが広く行われているにもかかわらず、なぜ誤情報が拡散され続けるのかという問いに対し、新たな見方を提供。今後訂正情報を広く共有していくためには、選択的回避というクリック行動の特徴を明らかにし、ファクトチェック記事のインターフェースデザインや介入方法を改善していくことが必要である。※「ファクトチェック」は下記を参照https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/fakenews/
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