このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2022/12/28
関西大学
関西大学は、2022年9月21日〜10月16日に、教育改善やコロナ禍の学生の実態把握等を目的とし、学生・教員を対象としたインターネットによるアンケート調査を実施した。同大学は、新型コロナウイルスが発生した2020年春は原則遠隔授業、2020年秋以降は原則対面授業・一部遠隔授業とし、通常時の遠隔授業は主に履修者数250名以上の科目を対象にオンデマンド型で実施している。今回の調査で得られた有効回答数は、学生:3,303件、教員:159件。遠隔授業が開始された当初は「課題の多さ」を筆頭に学生の困りごとが挙げられたが、遠隔授業に多くの学生が慣れた今回の調査では、困りごとは各項目とも1/2〜1/3程度に減少していたほか、授業の「満足度」については対面より遠隔の方が高く、「理解度」「参加意欲」「到達目標の獲得」の3項目については大きな差異がみらなかった。また、遠隔授業の長所(反復学習がしやすいなど)をうまく活用することで、対面授業と同等の学習理解度・到達度に達していることが判明した。調査を実施した本学教育推進部の山田剛史教授は、「遠隔授業の教育効果として、知識伝達系の基礎授業などで優位性があるといえる。今後は遠隔授業の良さに磨きをかけつつ、対面授業の質を高めるための教育改善が一層求められる。対面の現場でもコロナ禍で蓄積したノウハウやデジタル環境をうまく取り入れていくことが重要」だと、これからの大学における教育のポイントを述べている。
編集部がお届けする教育ニューストップへ