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2022/8/31
東北大学
東北大学大学院教育学研究科の鴨志田冴子さん(博士課程後期在籍)、若島孔文教授を中心とする研究グループは、コロナ禍における同居家族の基礎変数と、コロナ禍で取り上げられている家族に関する社会問題との関連を調査した。調査は2021年10月上旬、日本国内在住の子供を持つ親を対象にWeb調査を行い、220名のデータを分析。同調査は、コロナ禍における同居家族に関する変数と、コロナ感染不安、配偶者からの暴力や児童虐待不安、ネット依存、精神的健康との関連について検討することを目的として実施。その結果、「喫煙者ほど、配偶者からの暴力を受けやすい可能性がある」「未就学児を持つ人ほど、虐待をしてしまうのではないかという不安が高い」「収入が減った家族、仕事をしている人、部屋数が少ない家族ほど、インターネット依存になりやすい可能性がある」「収入が減った家族、新型コロナ感染症に対する意見の対立がある家族ほど、精神的健康が良くない可能性がある」といった傾向がみられた。これらは直接的な因果関係まで解釈することは難しい点が前提とされるが、それでもなお、コロナ禍での家族支援におけるリスク評価として参照可能である。
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