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2022/6/1
東北大学
東北大学大学院工学研究科の魚住信之教授らの研究グループは、東京大学大学院理学系研究科、岡山大学、ミラノ大学との共同研究で、植物の気孔の開閉調節を担うイオン輸送体を阻害する二種類のカテキンを見い出した。グループは、植物の気孔開度を人為的にコントロールすることを目的とし、気孔開度調節にかかわる分子装置(イオン輸送体)を阻害する分子標的化合物を探索。その結果、茶カテキン類(フラボノイド)のなかから、カテキンガレート(CG)とガロカテキンガレート(GCG)を同定した。カテキンは抗酸化作用や抗菌作用など人体に良い効果を与えることが期待されているが、本研究により植物のストレス低減や生理的な反応にも影響を与える可能性が明らかとなった。本成果は化学農薬の代替となるバイオスティミュラントや人・環境に配慮した安全な農薬の候補成分の探索研究の一つの例を示し、今後の展開が期待される。
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