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パンフ請求リスト0
2022/2/16
東北大学
東北大学病院・肢体不自由リハビリテーション学分野・奧山純子助教、東北大学災害科学国際研究所・門廻充侍助教らと指定国立大災害科学世界トップレベル研究拠点のグループは、長期化したCOVID-19パンデミックによる生活変容の影響について縦断調査を行った。調査対象は、日本で初めてCOVID-19感染者が報告された131日後の2020年5月25日に244名、610日後の2021年9月26日に220名とし、Webでのアンケート調査を実施した。その結果、「ストレスを感じる」と回答した人の割合を第1回目と第2回目の調査で比較すると76%から97%に増加していた一方、外出やスポーツの頻度が減ったと答えた人の割合には変化がみられなかった。また、COVID-19によって困っていることへの自由回答では、1回目では「収入の減少」や「マスク」を挙げた人が多く、2回目では「人と会えない」「ストレスがたまる」という言葉が多くみられた。これらの結果から、COVID-19パンデミック下において、当初は金銭面やマスクなどの物資について困っている人が多かったが、パンデミックの長期化により精神的な面での困難を訴える人が多くなることが分かった。オミクロン株の出現によってパンデミックのさらなる長期化が懸念される現在、グループではストレス軽減のために心理的ケアの重要性が明らかになったとしている。
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