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2021/6/9
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の松山祐輔助教の研究グループは、ラドバウド大学のStefan Listl教授、ヴッパータール大学、キングス・カレッジ・ロンドンとの共同研究で、自分の歯が多いとうつ症状が少ないという口腔と精神的健康の因果関係を明らかにした。研究では、Behavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)のデータを分析。米国ではむし歯予防のために水道水フロリデーション(う蝕予防のため、水道水中のフッ化物イオン濃度を緑茶と同程度に調整する保健施策)が実施されており、導入時期や人口カバー割合が地域で異なっていることから、この差を利用し、子どものころの地域の水道水フロリデーションで歯が守られることが、大人になってからのうつ症状を予防するか分析した。その結果、子どものころの水道水フロリデーションカバー割合が高いと、大人になってから自分の歯が多く残るため、歯が1本多く残るごとにうつ症状得点が0.15点低くなることが判明。自分の歯を多く保つことがうつの予防になる可能性が示唆された。
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