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2021/2/3
東北大学
東北大学大学院生命科学研究科の市之瀬敏晴助教(学際科学フロンティア研究所兼任)と谷本拓教授らのグループは、ショウジョウバエが複数の匂いの中から学習した匂いを選択し、その匂い源を集中して探索することを明らかにし、「選択」と「集中」が脳内で独立して制御されていることを発見した。遺伝学のモデルとして有名なキイロショウジョウバエは脳の構造と機能の解明が最も進んだ昆虫種で、記憶させた匂いをハエが選択する神経メカニズムが盛んに研究されている。グループは、訓練されたショウジョウバエが複数の匂いの中から記憶した匂いを選択し、匂い源を探索する行動を解析。その結果、選択と集中の行動はどちらもキノコ体という脳構造からの指令を必要とすることが判明した。さらに、記憶に基づいた匂いの選択と集中は、キノコ体からの別々の指令系統によって並行して制御されるとの結論に至った。
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