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2020/8/26
東北大学
東北大学大学院工学研究科菊地謙次准教授、石川拓司教授らのグループは、マスクや衣服の擦れによる皮膚の脆弱化メカニズムを解明した。皮膚には、皮膚内の水分の蒸発を防ぐ機能とともに、外部からの薬剤や細菌・ウイルスの浸透を防ぐバリア機能もある。摩擦刺激を受けた皮膚では、バリア機能の喪失(脆弱化)が生じることが知られていましたが、その仕組みは明らかにされていなかった。研究では、皮膚表面に摩擦刺激を与えると皮膚最上層にある角質層の角化細胞に微小なひずみが生じることを発見し、角化細胞のひずみの蓄積が脆弱性を亢進することを力学的解析によって解明した。この成果から皮膚への摩擦刺激のコントロールが可能になれば、新型コロナウイルスの感染防止のためにマスクの着用が日常化している昨今において、長時間のマスク着用等で摩擦刺激を受け、バリア機能が失われた皮膚からの様々なウイルス感染を抑止する新たな感染防止策として貢献することが期待される。
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