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2020/7/29
東北大学
東北大学大学院工学研究科菊地謙次准教授、石川拓司教授らのグループは、ヒト健康・寿命のモデル動物である線虫(C.elegans)において、摂食量と生存率との関係について新たに普遍法則を発見し、過度なダイエットは寿命を縮めかねないと発表した。研究では、線虫の粘性環境における大腸菌(餌)摂食量と生存率(粘性暴露3日後)を計測し、餌摂食量のみに依存的な餌摂食量と生存率の普遍的関係を発見。また、運動の負荷にかかわらず、摂食量が減少することで生存率が低下(短命化)することが力学的解析によって明らかとなった。成果は、生物のエネルギー摂取が過少(過度なカロリー制限)な条件における生存率の低下(短命化)の要因を、力学的解析から初めて明らかにした重要な報告で、ヒトを含む生物におけるエネルギー摂取と健康・寿命の研究発展に貢献することが期待される。
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