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2019/10/9
酪農学園大学
酪農学園大学の田村豊教授、臼井准教授の研究グループは、医療上重要とされる薬剤耐性遺伝子である基質拡張型ベータラクタマーゼ(ESBL)を産生する細菌が、国産の市販野菜に約8%分布していることを明らかにした。同グループは、国内の7つのスーパーマーケットから国産野菜を130サンプル購入し、681種類の細菌を分離。その結果、腸内細菌科細菌の分離率は海外に比べ低率であったが、約8%にあたる10サンプル(キャベツ、玉ねぎ、きゅうり、にんじんなど)からESBLを産生する細菌が分離された。このことは、市販野菜がESBL産生菌の人への伝播経路の一つとなり得る危険性を示しており、市販野菜への汚染ルートの解明、監視体制強化といった課題や、調理過程における野菜の洗浄の重要性を示唆する結果となっている。
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