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2019/6/26
金沢工業大学
金沢工業大学大学院工学研究科システム設計工学専攻博士前期課程1年・沖沙矢佳さん(神宮研究室)、クラシエホールディングス株式会社、クラシエフーズ株式会社は、2018年度に共同研究を行い、知育菓子の作成中に活性化した前頭前野は作成後も活性効果が持続することを明らかにした。研究には学生10名が被験者として参加し、色や形状が特徴の「知育菓子A」と、オリジナルの色を作る「知育菓子B」の2種類を使用。知的課題1に10分間取り組んだ後に知育菓子AまたはBを作成し、作成後は知的課題2に10分間取り組んだ。脳酸化ヘモグロビン(Hb)変化量を非侵襲で計測するNIRS(近赤外線分光法)と心電計を使った検証実験の結果、知育菓子A作成時には差がみられなかったが、知育菓子B作成時では知的課題1より知的課題2のほうがHb変化量が多くなり、知育菓子作成後も前頭前野が活性化し、集中力が上がっていることが確認された。また心電計の計測では知育菓子を作成することで副交感神経が活性化し、リラックスしていることが判明した。従来より、子供の知育菓子作成中に前頭前野が活性化するとの報告があったが、今回の研究により、作成後も活性効果が持続することが明らかになった。
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