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2019/5/8
上智大学
上智大学総合人間科学部心理学科・齋藤慈子准教授らの研究グループは、人間に飼われている猫(イエネコ)が、「自分の名前」「一般名詞」「同居ネコの名前」を聞き分けていることを実験的に明らかにした。研究では、馴化脱馴化法により、イエネコがヒトによって発せられる「自分の名前」を、「他の名詞」や「同居ネコの名前」と区別しているかどうかを検討。その結果、飼い主に加え、見知らぬ人の音声でも、「自分の名前」をイエネコが認知しており、ヒトの音声に共通する特徴を聞き分けていることが示された。イエネコが自分の名前を聞き分ける能力は、ヒトとの日常的な関わりの中で獲得されたもので、今後も両者のコミュニケーションにおいて重要となっていくとされる。なお、これまでの研究で、イヌ、チンパンジー、イルカやヨウムにもヒトの音声内容を区別する能力があることが明らかになっている。
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