このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2017/3/29
関西学院大学
関西学院大学理工学部情報科学科の研究特別任期制助教Adnan Sljoka(アドナン・スリオカ)博士(科学技術振興機構JST・CREST研究員)の研究グループは、酵素触媒反応に大きな役割を果たしていると考えられているたんぱく質動力学と「アロステリー」と呼ばれるたんぱく質内の遠隔情報伝達の役割を解明した。スリオカ博士は、たんぱく質における動的変化に重要な役割を果たすアロステリー現象を剛性理論を用いてモデル化し、アロステリー現象が生じるメカニズムを説明することにすでに成功。今回は、アロステリー信号伝達が生じる部位のペアを高速に同定するアルゴリズムを開発して適用し、フルオロ酢酸デハロゲナーゼと呼ばれる酵素において、その動的変化とアロステリーの役割を解明した。この成果は、酵素の触媒反応の仕組みについての理解を深めるために重要な進展をもらたすものとして注目されている。
編集部がお届けする教育ニューストップへ