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2017/2/8
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科システム発生・再生医学分野・浅原弘嗣教授、篠原正浩講師、佐藤天平特任助教らの研究グループは、同研究科 顎顔面矯正学分野・森山啓司教授、幸田直己大学院生および医歯学研究支援センター・市野瀬志津子特任助教との共同研究で、発生・成熟後の歯根膜の恒常性維持に必要な遺伝子を発見した。歯根膜は歯周組織における恒常性の維持に必要不可欠であるが、その発生や再生メカニズムは明らかにされていない。グループは、以前に発見・報告した腱・靱帯特異的遺伝子Mohawk homeobox(Mkx)と歯根膜が類似した働きをすることに着目し、研究を続けてきた。今回は、Mkxが歯根膜の細胞集団の骨形成細胞への分化を制御することで歯根膜コラーゲン線維の加齢変性を抑制し、歯根膜の恒常性の維持に重要な役割を担うことをつきとめた。成果は、Mkx の発現を人為的に制御することで効果的な歯根膜の再生療法や人工的歯根膜の開発につながる可能性や、慢性歯周炎の新規治療法や矯正歯科治療における歯の移動量の調節等にも応用できる可能性があるとして期待されている。
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