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2017/2/1
東京電機大学
東京電機大学工学部・土肥健純教授、桑名健太助教らは、東京大学大学院情報理工学系研究科・下山勲教授、中井亮仁特任助教と協働し、先端把持部にMEMS(微小電気機械システム)6軸力センサを実装した内視鏡手術用把持鉗子を用いて、柔軟材料中に埋め込まれた硬質物質のサイズと把持位置に対する位置関係を算出する手法の開発に成功した。内視鏡手術前に腫瘍のサイズと位置情報を得るために行われるCTスキャンは、肺ガン摘出手術においては、その目的を果たすことが困難であった。今回成功した手法で算出した腫瘍サイズとCTスキャンで得られた腫瘍サイズとを比較すると、腫瘍の同定が可能になり、術者が手術中に腫瘍の正確な位置を把握できるようになる。肺ガン患者に対して同手法を用いて腫瘍の正確な位置情報を把握できれば、手術時間短縮によって術者・患者双方の負担を軽減でき、より安心・安全な医療が実現すると見込まれる。
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