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2016/11/2
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科免疫アレルギー学分野の山西吉典講師、烏山一教授のグループは、アレルギー炎症を引き起こす新たな鍵分子を発見した。研究グループは既に、 マウスの慢性アレルギー皮膚炎症モデルを用いて、好塩基球がIgE依存的慢性アレルギー炎症を引き起こす主役であることを突き止めている。今回は、好塩基球がどのようにしてアレルギー炎症を起こしているのかを追究するため、誘発好塩基球のみが選択的に産生・放出する蛋白分解酵素の1つであるmMCP-11に着目して研究。その結果、好塩基球が蛋白分解酵素mMCP-11を使って、これまで知られていなかった全く新しいメカニズムで炎症性細胞を炎症部位に呼び寄せ、慢性アレルギー炎症を引き起こすことが明らかになった。成果は、塩基球の蛋白分解酵素を標的とした新しいアレルギー治療法の開発につながるとものとして期待されている。
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