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2016/9/7
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学難治疾患研究所・仁科博史教授の研究グループは、同学大学院医歯総合研究科・小川佳宏教授、神戸大学医学系研究科・鈴木聡教授、北海道大学遺伝子病制御研究所・藤田恭之教授のグループとの共同研究で、哺乳動物の組織や器官に出現する異常な細胞を排除する「細胞競合」と呼ばれる現象の新たな仕組みの解明に成功した。細胞競合は、前がん細胞の排除やがん細胞による正常細胞の排除など、多様な生命過程に関わっている。グループは、器官サイズを制御し細胞競合を起こすYAP分子に着目。研究では、活性化YAP細胞は、正常な細胞社会から排除されることを見出したほか、排除されるか否かは隣接する正常細胞の状態に依存することが新たに明らかになった。細胞競合に関与する分子の全貌は未解明であるが、この成果は、初期段階で異常細胞を排除するという新規がん予防法開発に貢献する可能性があるとして期待が寄せられている。
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