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2016/6/1
東北大学
東北大学大学院生命科学研究科の河田雅圭教授、牧野能士准教授と大学院生らは、異なる温度環境に生息する3種のアノールトカゲを用いて、低温(26℃)と高温状態(33℃)で遺伝子発現量が変化する遺伝子をRNA-seqを用いて解析した。研究では、温度によって発現量が変化する遺伝子の中で、3種に共通して概日リズムに関する遺伝子を検出。中でも概日リズムと代謝の両方に影響するNrdl1遺伝子は、低温環境のトカゲと高温環境のトカゲで異なる発現パターンを示しており、低温環境から高温環境への進化に関係している可能性が示唆された。トカゲなどの外温性脊椎動物は高温側への適応進化に制限があることから、温暖化によって多数の種が絶滅すると予測されており、トカゲ類の温度適応進化の機構の解明は、種の保全に重要であるとされている。成果は「Molecular Ecology」電子版に掲載された。
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