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2016/3/23
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科硬組織薬理学分野の青木和広准教授の研究グループは、京都大学再生医科学研究所と米国Cedars-Sinai研究所との共同研究により、これまで困難とされてきた口の中への注射による顎骨造成に成功した。同グループは、ペプチド(OP3-4)と骨形成因子(BMP-2)を組み合わせた薬剤をマウスの上あごに注射し、4週間後、注射した部位において骨形成に関与する遺伝子の発現誘導と骨造成を確認。手術を行わず、注射によってマウスの顎骨を増やすことに成功した。成果は、3月22日に国際学術誌『Journal of Dental Research』のオンライン版で発表された。現状では手術以外には顎骨を増やす方法のない歯科臨床において、患者の負担の少ない骨造成法の技術開発に向けて大きく前進したといえる。
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