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2013/1/9
東北大学
東北大学大学院生命科学研究科の牧野能士助教と岡山大学異分野融合先端研究コアの守屋央朗特任准教授らは、酵母が持つすべての遺伝子の限界コピー数の測定に成功した。遺伝子のコピー数が増えるとダウン症候群やがんなどの病態が引き起こされるが、どのような遺伝子のコピー数がどの程度増加すると細胞機能に悪影響を与えるのかはほとんど分かっていなかった。研究グループは、酵母の持つすべての遺伝子約6000のそれぞれが、どの程度増えると細胞機能を破綻させるのかを、独自に開発した「遺伝子つなひき法」により測定した。その結果、80%以上の遺伝子は100以上の限界コピー数を持つこと、10倍以下の限界コピー数を持つ遺伝子115個を同定した。この成果は、米科学誌「Genome Research」のオンライン速報版で公開された。すべての遺伝子の限界コピー数が測定されたのは今回が初めてとなる。<論文タイトル>“Identification of dosage-sensitive genes in Saccharomyces cerevisiae using the genetic tug-of-war method”(遺伝子つなひき法による出芽酵母の量感受性遺伝子の同定)
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