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2010/6/30
東北大学大学院医学系研究科
東北大学大学院医学系研究科呼吸器病態学分野の貫和敏博教授らの研究グループは、肺がんの約80%を占めるという非小細胞肺がんの治療において、EGFR阻害薬「イレッサ」(アストラゼネカ社製)を用いた治療が従来の抗がん剤を用いた化学療法を大きく上回る治療効果をもたらすことを証明した。研究では、治療前に患者のEGFR遺伝子変異の有無を調べ、変異があった患者のみを対象とした。その結果、はじめからイレッサを用いて治療した群では肺がんが増悪するまでの期間が化学療法群の2倍にまで延長し、副作用も低いことが示された。また、化学療法を最初に用いた群でも、次の治療にイレッサを用いることで、平均2年近い生存期間が得られた。この結果は、学術誌「The New England Journal of Medicine」にも掲載されている。
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