• 活動

2010/6/23

模擬依頼者を通じて学ぶシミュレーション教育を実施

関西学院大学ロースクールでは、市民ボランティアによる模擬依頼者（SC＝Simulated Client）の力を借りたシミュレーション教育を実施している。この教育は、弁護士役となった学生が、SCの法律相談を受けて、交渉や調停、訴訟などを行うもの。SCは教員から事前に説明されたシナリオに基づいて相談を持ちかけ、弁護士役の学生から示された説明や方針に対して質問したり、終了後に気持ちの動きをコメントしたりする。現在40名のSCは、今後60名に増員予定。同ロースクールでは、シミュレーション教育を通じて、事件の法的な解決だけではなく、人生の重みを受け止め、紛争を真摯に解決できる心温かい法曹を育てていくことを目指している。