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2007/1/17
東北大学大学院
東北大学大学院では、12月、2つの研究成果を発表した。1つ目は、同大学名誉教授の丹治順氏と同大学院医学系研究科生体機能学講座生体システム生理学分野の虫明元教授のグループによる、「前頭前野による行動順序のカテゴリー化」。本研究では、同大学院医学系研究科の嶋啓節助手が、サルに11種類の順序動作を訓練し、磯田昌岐氏と細胞活動を記録。それにより、背外側前頭葉分野が、複雑な行動順序をカテゴリー化して表現していること、行動のカテゴリー情報を用いて行動の調節を行っていることを、細胞活動レベルで解明した。この成果は、英国科学誌『Nature』 444号(2006年12月21日発行)にも掲載され、反響を呼んでいる。2つ目は、同大学金属材料研究所・強磁場超伝導材料研究センター・淡路智助教授、渡辺和雄教授のグループによる研究。多くの強磁場超伝導磁石に用いられている実用ニオブ3スズ超伝導線を繰り返し曲げることで、超伝導線特性を大幅に向上させることができると世界で初めて発見した。この結果は、実用ニオブ3スズ超伝導線を用いた超伝導器機のさらなる高性能化とコストダウンにつながると見込まれ、注目を集めている。
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