溶接工になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
溶接工になるには
どんなことをするの?
金属を加熱し、溶かして接合する「溶接」は、さまざまな建築物や機械、金属製品などを製造する際に必要な、金属材料の接合方法のひとつです。溶接工は、こうした溶接の仕事に従事する技能者です。
ここで活躍
造船、機械、自動車、車両などのメーカーや、建築・土木会社などで活躍できます。溶接法にはガス炎や電子ビームなどを用いるものもありますが、主流はアーク溶接。電気を通した溶接棒やワイヤなどの溶加材を金属材料の接合部に接触させ、発生した熱で接合する方法です。溶接工が自ら溶加材を操作する「手溶接」のほか、最近は作業の自動化が進み、溶加材を自動供給する「半自動溶接」や機械で溶接する「自動溶接」が増えています。
なるにはこれが必要!
溶接機を使用するためには、電気・ガス・機械に関する知識や、溶接する材料についての基礎知識が要求されます。また、ガス溶接を行う場合は危険性の高い可燃性ガスを扱うため、ガス溶接技能者の資格が必要です。溶接は肉体的にも大変な作業なので、作業に耐えうる丈夫な身体や耐久力が不可欠。このほか、溶接棒やワイヤを正確に操作するために手先が器用であることなども求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
工場内ではかがみ作業や立ち作業があるほか、ビルや橋などの工事現場では狭い足場や高所での作業もあります。ただし、作業環境は急速に改善されており、自動電撃防止装置などの普及によって感電事故などはなくなっています。
関連する資格
ガス溶接技能者
可燃性ガスと酸素を用いて行う金属の溶接などの作業に従事する場合に必要な資格です。
ガス溶接作業主任者
労働安全衛生法に基づく資格で、作業者の指揮をとり、災害の防止につとめます。
問い合わせ
社団法人 日本溶接協会
TEL 03-3257-1522(総務課)
この職業になるには