発電所技術者になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
発電所技術者になるには
どんなことをするの?
日常生活や産業活動に不可欠な電気。しかし、石油や天然ガスなどほかのエネルギーと違って大量貯蔵できないため、つねにつくり続けなければなりません。そうした電気を火力・原子力・水力発電所などでつくるのが発電所技術者です。
ここで活躍
全国の電力会社、発電会社、公営企業局、鉄道会社など、発電所をもつ企業や役所などで働きます。主な仕事は、発電設備の「運転」と「保守」のふたつ。運転業務を担当する「運転員」は、発電設備の起動・停止操作をして発電出力を調整し、各種計器類の監視や所内のパトロールなどを行います。保守を担当する「保修員」は、発電所の設備を細かく点検し、異常があれば修理・補修工事を計画。現場で工事や工程の管理にもあたります。
なるにはこれが必要!
電気工学や機械工学の知識が必要なため、工業系の高校や高専、大学の理工学部などで電気・機械・化学・原子力・土木などを専攻することが望ましいでしょう。危険物を扱う作業もあるので、実務経験を積みながら専門知識・技能を習得するとともに、電気主任技術者、第1種ボイラー・タービン主任技術者、エネルギー管理士、放射線取扱主任者、原子炉主任技術者、ダム水路主任技術者などの資格を取得することも求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
労働時間は週40時間で、土・日・祝日は休みとなります。ただし、発電所や工場などは24時間稼働しているところが多いため、運転員は3交代制で勤務します。技能訓練は日常業務を通して行うほか、運転員はシミュレータを活用した事故時対応操作研修や、火災対応訓練、放射線防護研修なども行います。
関連する資格
電気主任技術者
事業用電気工作物の工事、維持および運用を監督するために必要な資格。第1種から第3種があり、第2・3種は監督範囲が限られています。
放射線取扱主任者
放射線発生装置などの取り扱いに必要な国家資格。放射線発生装置を取り扱う工場では有資格者を一人以上置くことが義務づけられています。1種と2種があります。
原子炉主任技術者
原子炉の運転に関する保安を監督するために必要な国家資格です。
問い合わせ
東京電力株式会社
TEL 03-6373-1111(代)
(電気主任技術者について)
財団法人 電気技術者試験センター
TEL 03-3552-7691
(第一種ボイラー・タービン主任技術者、ダム水路主任技術者について)
経済産業省資源
原子力安全・保安院電力安全課
TEL 03-3501-1511(代)
(エネルギー管理士について)
財団法人 省エネルギーセンター
エネルギー管理試験・講習センター試験部
TEL 03-5543-3019
(放射線取扱主任者について)
財団法人 原子力安全技術センター
主任者試験グループ
TEL 03-3814-7480
(原子炉主任技術者について)
文部科学省科学技術・学術政策局
TEL 03-5253-4111(代)
または
経済産業省
原子力安全・保安院原子力保安管理課
TEL 03-3501-1511(代)
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