鉄道保線員になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
鉄道保線員になるには
どんなことをするの?
列車の安全な走行を確保し事故を未然に防ぐために、鉄道の線路をつねに巡回して不具合がないか検査を行い、一定の整備基準を維持するのが鉄道保線員の仕事です。鉄道線路工事の主力で、いわば「線路の主治医」です。
ここで活躍
鉄道会社をはじめ、鉄道会社と協力関係にある軌道会社(保線作業の専門会社)で働きます。保線作業の内容は、レール間隔の修正などを行う軌道補修作業や、レールなどを交換する材料更換作業、ポイントの組み立てや補修など。また、橋やトンネルなどの建造物や落石などを防ぐ設備の補修なども含まれます。大手鉄道会社の場合は、こうした保線作業はほとんど軌道会社へ委託するため、主な仕事は軌道検査や作業の指揮監督などです。
なるにはこれが必要!
年齢や学歴は問わず、特に資格なども必要ありません。ただし、鉄道運転に関わる仕事のため、強度の色弱・色盲などで信号機の読み取りに支障があるような場合は、安全性の点から従事するのが難しいこともあります。また、最近は土木技術に関する知識や技術が求められるようになってきています。これまでは高卒者の新規採用が大半でしたが、大学・短大・専門学校卒業者の採用も増えてきました。
これを知っておくと役立つ豆知識
規模の大きな会社では、工事計画の作成、点検・検査、作業現場の指揮監督といった専門分野に分かれて仕事をしています。小規模な会社では、2〜3人の保線員で20〜30kmもの線路や橋、トンネルなどを管理することも。なお、作業の大半は列車の運転本数の少ない夜間に行うため、深夜から早朝にかけての勤務が多くなります。
問い合わせ
一般社団法人 日本鉄道施設協会
TEL 03-5846-5300(企画部)
FAX 03-5846-5393
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
TEL 03-5334-1111(代)
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