彫刻家になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
彫刻家になるには
どんなことをするの?
彫刻家は、立体的な造形物によって自分のイメージを表現する芸術家です。彫刻作品は、形のみでなく、色や素材、野外彫刻の場合は周囲の風景との調和などのさまざまな要素により構成されています。
ここで活躍
彫刻家は作品を展覧会に発表するなどして知名度が上がってくると、広場の彫刻などの公共的な仕事を依頼されるようになります。また銅像や胸像などの肖像彫刻の仕事を受けることもあります。彫刻は、ブロンズ、木、石、金属、ガラス、土などさまざまな素材を使いますが、一人の作家は特定の素材を専門的に使います。木像や石像では直接作品をノミや彫刻刀で彫りますが、銅像では粘土で原型をつくり、型取りしてブロンズを鋳造します。
なるにはこれが必要!
特別な資格や学歴などは必要ありません。最も大切なのは、ものをつくることが好きだということです。美術大学の彫刻科や教育大学の美術学科で学んだり、彫刻家に弟子入りしたりして専門的な技能や知識を習得します。美術団体の公募展に入選・受賞などをして美術団体の会員になる、個展を開き多くの人に見てもらう、野外彫刻展などのコンペに応募して受賞するなど、作品に対しての評価を得ていくことが彫刻家としての独立の道です。
これを知っておくと役立つ豆知識
現在1000人ほどの彫刻家が活躍しています。ブロンズ、木彫、石彫、金属・ガラスの順で作家が多いです。具象と抽象では7:3で前者が多いです。かなりの重労働でまた危険を伴うこともありますが、近年は女性の彫刻家が増えてきています。収入は不安定で、多くの作家が学校の美術教師などをして生計を立てています。
問い合わせ
社団法人 日本美術家連盟
TEL 03-3542-2581(代)
FAX 03-3545-8429
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