人類学者になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
人類学者になるには
どんなことをするの?
人類学者は、「人類とは何か」という疑問をもって研究しています。人類学には、大きく分けて「生物としてのヒト」を研究する自然人類学と「文化の多様性」を研究する文化人類学があります。
ここで活躍
大学の教員か博物館の研究員として研究している場合がほとんどです。自然人類学のテーマには、人類の起源と進化、生理・生態の多様性などがあり、発掘された人骨を比較解剖学的に研究したり、ほかの霊長類を調査したり、分子生物学的手法を用いてDNA分析したりします。一方、文化人類学は、世界各地のさまざまな民族を長期にわたって調査します。研究テーマには、家族、社会、経済、都市と農村、言語、性差など多数あります。
なるにはこれが必要!
自然人類学では、理学部や医学部、農学部出身の研究者が多く、文化人類学では、文学部、人文学部、社会学部出身の研究者が多いです。必須となる専攻はなく、さまざまな分野からアプローチが可能で、大学の学部で関心をもって勉強した分野があっても、大学院でほかの専攻に移ることも少なくありません。いずれにしても、論理的、独創性、野外調査での体力、忍耐力、情報収集力などさまざまな力が必要です。
これを知っておくと役立つ豆知識
大学では、大学生や大学院生に対しての講義、研究指導をするほか、野外調査(フィールドワーク)を行い、自分の研究を進めます。博物館では、企画展示や資料調査・整理、来館者への解説などにも従事します。研究は深夜まで及ぶことも、野外調査では数カ月〜数年間もの間、当地に滞在することもあります。
問い合わせ
日本人類学会
TEL 03-5907-3750
FAX 03-5907-6364
日本文化人類学会
TEL 03-5232-0920
FAX 03-5232-0922
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