診療情報管理士になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
診療情報管理士になるには
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どんなことをするの?
すべての医療機関では、各患者の診断・治療内容に関する記録を作成し、それを一定期間保管しなければなりません。こうした診療記録を集めて整理し必要な時に取り出せるよう管理するのが、診療情報管理士の仕事です。
ここで活躍
入院患者用のベッド数が300床以上の総合病院を中心に、診療所や各保健施設などで働きます。たとえば患者が退院した場合は、病棟から治療内容や手術、看護の記録などを記した診療記録を回収し、内容を点検。不備があれば担当医師に訂正を依頼し、診療録を完成させて保管します。また、診療録を病気別に分類し、全快率などさまざまな統計資料を作成するのも仕事の一つ。資料は診療方法の評価や医療研究などに活用します。
なるにはこれが必要!
短大卒業程度の基礎学力が求められます。診療情報管理士の資格があると有利でしょう。最近は、大学・短大などの医療福祉系学科や医療秘書専門学校などで、この資格を取得する道も開かれています。また、診療録には英語や医学用語も出てくるため、内容を正しく読み取る力が必要です。このほか、書類の記載漏れなどを点検する綿密さ、整理保管能力なども欠かせません。
これを知っておくと役立つ豆知識
労働条件や給与などは病院事務職員と同じ場合が多く、夜間勤務などはありません。診療情報管理士にはまだ法律上の正式名称がないため、診療録管理士や病歴士などと呼ばれることもあります。書類を扱う仕事が主ですが、病院によってはテープに録音された医師の診断結果や診療録要約を書き起こす作業を行う場合もあります。
関連する資格
診療情報管理士
診療録や診療情報を管理する専門家で、社団法人 日本病院会の通信教育を修了した人、協会が認定する大学・専門学校で指定単位を修得し、卒業した人が受験資格となります。
問い合わせ
社団法人 日本病院会通信教育課
TEL 03-5215-6647
FAX 03-5215-6648
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