児童文学作家になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
児童文学作家になるには
どんなことをするの?
児童文学作家は『アンデルセン童話』や『指輪物語』『ハリーポッター』などの主に幼児から中学生までの子どもを読者対象とした文学作品を創作します。
ここで活躍
児童文学作家はその作品を通じて、子どもたちにいろいろな世界や人々に親しんでもらえ、精神的に成長する機会を与えることができます。児童文学作家は心の中で「大人」と「子ども」を往復するといわれています。その子ども時代の体験などをもとに、自分の中の「子どもの心」から取り上げたいことを感じ取り、「大人の目」でそれを取りまとめ、そして原稿を再び「子どもの心」で感じてみて修正するなど、二つの部分を使い分けて、子どもたちが共感できる世界を創作していくのです。
なるにはこれが必要!
学歴や資格などは必要ありません。子どものために創作活動を行いたいという気持ちが強いことが大事です。児童文学の創作コースがある専門学校や大学もあります。自分が子ども時代に置き忘れてしまった何かを引き金にして、自分らしさというものを追求することが創作活動につながっていくという人もいます。作品が書けたら、コンテストなどに応募して評者から批評を受けて勉強し、そして入賞して出版のチャンスをつかむのがよいでしょう。
これを知っておくと役立つ豆知識
一冊でも著書がある人は数千人いると思われ、このうちプロは1割程度です。しかもこの仕事だけでは生活が難しいため、ほかの仕事と兼務する場合が多いようです。またこの仕事を目指す人は女性が圧倒的に多いのも特徴です。児童文学は年間3000点ほどが刊行されていますが、少子化と子どもの関心の多様化で本の売れ行きは下がっています。
問い合わせ
社団法人 日本児童文学者協会
TEL 06-3268-0691
FAX 06-3268-0692
一般社団法人 日本児童文芸家協会
TEL 03-3262-6026
FAX 03-3262-8739
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