細胞検査士になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
細胞検査士になるには
どんなことをするの?
細胞検査士は、がん細胞をはじめ、悪性の細胞を検査によって発見する専門の技術者。臨床検査技師の仕事の一部を、独立・専門化した職業です。
ここで活躍
大学病院や総合病院、地域のがん検診センター、民間の検査センター、保健所などに勤務します。患者の身体からさまざまな方法で採取した細胞などを用いて標本を作り、それを顕微鏡ですみずみまで観察します。そして、正常な状態では見られない細胞やがんと疑われる細胞を見つけ出し、医師に確認を依頼し、報告書を作成するのが仕事です。細胞検査はとくにがんの発見にとって重要な検査法で、医師の診断と治療に役立っています。
なるにはこれが必要!
細胞診検査を行うには必ずしも細胞検査士の資格は必要ありませんが、資格取得を目指す場合は、まず臨床検査技師国家試験に合格する必要があります。その後細胞診検査の仕事に1年以上携わるか細胞診技術者養成機関を卒業すると、細胞検査士認定試験の受験資格が得られます。資格は4年ごとに更新されるため、常に最新の医学情報を学んでいく姿勢が大切です。検査で異型細胞を見逃さないよう、冷静な判断力や責任感も求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
勤務時間は大体1日8時間です。ただし、緊急の検査に対応するために、休日出勤や夜間の当直がある病院もあります。作業はほぼ1日中、座ったまま顕微鏡に向かって行います。検査材料として患者の尿や分泌物などを扱ううえに、検査には薬品を使用するため、取り扱いや管理に十分な注意が必要です。
関連する資格
臨床検査技師国家試験
受験資格は、臨床検査技師養成校で3年以上学んだ人、大学で医学または歯学課程を修了した人などです。
細胞検査士認定試験
細胞検査士としての能力を認定する試験です。受検資格は、臨床検査技師または衛生検査技師の資格を取得した後、細胞診検査の実務経験が1年以上あることなどです。
問い合わせ
公益社団法人 日本臨床細胞学会
TEL 03-5577-4680
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