将来やりたい仕事は?仕事図鑑国家公務員になるには?

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どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。

国家公務員になるには

どんなことをするの?

私たちの毎日の暮らしと密接な関わりをもつ国の行政。国家公務員の仕事は、各省庁やその出先機関、付属機関に勤務し、行政に関する事務を行うことです。所属する省庁や部署によって仕事の具体的な内容は異なります。

ここで活躍

1府12省庁が活躍の場です。1府とは内閣府で、12省庁は総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、国家公安委員会をいいます。2012年2月には内閣府の外局として復興庁が誕生しましたが、同庁は東日本大震災の復興を目的とした10年間の時限組織です。
本省や本庁と呼ばれる中央官庁では、政策や法令の企画・立案、予算の編成などを行い、そのために資料を調べたり、調査・統計を取ったりします。また総務、会計、広報などの事務もあります。地方の出先機関では、政策の具体的な実施に関わる事務が仕事の中心です。          

なるにはこれが必要!

国家公務員採用試験に合格する必要があります。これまでの採用試験は大卒程度の1種、短大・高等専門学校卒程度の2種、高卒程度の3種試験に分かれて実施されていました。しかし2012年度から試験制度が大きく変わり、大卒・大学院卒程度の試験が総合職、一般職、専門職に、高卒程度の試験は一般職と専門職に分かれて実施されることになりました。
試験合格後、勤務したい省庁の選考を受け、採用が決定。能力や経験などによって、係長や課長補佐に昇進し、課長や局長といった管理職や事務次官まで昇進する場合もあります。国家公務員には、公正さや奉仕の精神、国民や公共の利益のために働くという理念が求められています。

これを知っておくと役立つ豆知識

国家公務員の仕事は、各省庁で異なりますが、一般的に総合職は、主に政策の企画立案等の高度な知識、技術または経験を必要とする仕事に従事することになります。これに対して一般職は、行政に関するさまざまな事務処理業務をこなしていきます。また、専門職は多岐にわたります。大卒程度では国税専門官、労働基準監督官、外務省専門職員、航空管制官、皇宮護衛官、法務省専門職員、財務専門官、食品衛生監視員など、高卒程度では皇宮護衛官、刑務官、入国警備官、税務職員などがあります。
国家公務員の労働条件は国家公務員法でしっかりと守られています。労働時間は1日8時間、完全週休2日制で、有給休暇、無給の介護休暇、育児休業制度などが充実しています。

問い合わせ

人事院の各地方事務局または下記に問い合わせてください。
人事院人材局企画課
TEL 03-3581-5314(直)  03-3581-5311(代)
人事院関東事務局
TEL 048-740-2006〜8

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