検察官になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
検察官になるには
どんなことをするの?
さまざまな事件は、警察などが捜査したのちに検察に送られます。検察官の仕事はこれらの事件をさらに調べ、起訴をして裁判で処分を決めるか、裁判にはかけずに不起訴とするかを判断することです。
ここで活躍
全国各地の地方検察庁に配置され、定期的に異動。10年ほど経験を積むと、高等検察庁に異動したり、管理職に就くなど昇進します。起訴した事件の裁判では、検事は法廷に出て起訴事実を立証し、裁判所に適正な判決を求めます。このため容疑者の人権を侵害しないように取り調べを進め、ねばり強く犯罪の事実を確認していくことも行います。
なるにはこれが必要!
検察官になるには、司法試験に合格した後、最高裁判所の司法研修所で一定期間の研修を終える必要があります。また検察事務官や警察官などの公務員として一定期間勤務し、法務省が実施する選考をパスすれば比較的軽い事件を担当する副検事になることができます。なお法曹の質を高めながら人数を増やすことを目的に2004年4月に法科大学院が開校。その修了者が受験資格をもつ新司法試験(2006年スタート)では、合格者は増えています。
これを知っておくと役立つ豆知識
検察庁の組織には、簡易裁判所に対応する区検察庁、地方裁判所・家庭裁判所に対応する地方検察庁、高等裁判所に対応する高等検察庁、最高裁判所に対応する最高検察庁があります。地方検察庁の責任者は検事正、高等検察庁の責任者は検事長、最高検察庁の責任者は検事の最高ポストである検事総長です。
関連する資格
司法試験・法曹資格
法科大学院での教育を踏まえ、司法試験合格後、司法修習を経れば法曹資格を得ることができます。なお新司法試験は、「法科大学院修了後5年以内に3回まで」と受験回数を制限しています。2011年度からは法科大学院を経由しない人にも法曹の道を開くための司法試験予備試験がスタート。合格すれば、法科大学院課程修了者と同様に司法試験を受けることができます。
問い合わせ
司法試験委員会
TEL 03-3580-4111
この職業になるには