稲作経営者になるには?
ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。
稲作経営者になるには
どんなことをするの?
日本人の主食である米を安定的に生産し提供するのが、稲作経営者の仕事です。また、緑や自然環境を保全し、水資源を守るという重要な役割も担っています。
ここで活躍
従来は農家の子弟が家業を継いで稲作経営に取り組むケースがほとんどでした。しかし近年は非農家出身者が、稲作農業生産法人に就業したり都市部から農村へ移住したりして水田を借り、新規に稲作経営を始める例が増えています。また、稲作技術が進歩し、水田の耕作から苗の植え付け、除草、稲の刈り入れなどの作業も機械化され、かつてのような重労働はなくなりました。これによって大規模な農業経営が可能になっています。
なるにはこれが必要!
特に資格や免許は必要ありません。ただし、一人前になるまでに3〜5年はかかるため、地域の農業リーダーや近隣農家と協力して、良好な人間関係を築くことが大切です。また、稲の品種選定や病虫害、農薬など稲作栽培に関する専門知識や技術が必要です。このほか、田植え機などの農業機械も必需品。これらの購入資金として2000万円以上は必要でしょう。トラクターなどを運転するため、大型特殊自動車免許があると有利です。
これを知っておくと役立つ豆知識
稲作経営者の場合、4〜10月の農繁期は農作業の状況に合わせて自分で休日を設定します。11〜3月の農閑期に、自由に休暇をとることができます。最近は稲作経営の大規模化が進む一方で、米の生産過剰による価格の低迷を抑えて経営を安定させるために、大豆、そば、花きなど米以外の作物を栽培し、収入を確保する動きも出てきました。
問い合わせ
全国新規就農相談センター
TEL 03-6910-1133
FAX 03-3261-5131
そのほか、各都道府県に、都道府県新規就農相談センター(都道府県青年農業者等育成センター内または都道府県農業会議内)や地域農業改良普及センターがあります。
この職業になるには