将来やりたい仕事は?仕事図鑑ワイン製造工になるには?

ワクワクできる仕事を探してみよう!
どんな職業? どうすればなれる?
キャリタス進学ではそれぞれの仕事の代表的な内容と、就き方を紹介しています。

ワイン製造工になるには

どんなことをするの?

ワイン醸造場(ワイナリー)に運ばれてきたブドウを発酵させワインをつくります。ブドウを皮ごと潰して発酵させてつくる赤ワインと、種と皮を取り除いて搾り取った果汁のみを発酵させた白ワインがあります。

ここで活躍

洋酒製造会社で活躍します。つぶしたブドウや果汁を入れた発酵タンクに純粋酵母を加えて発酵させます。1〜2週間、毎日、もろみの温度やアルコール度を調べ、発酵の進行を管理し、利き酒をします。発酵が終わると「おり」と呼ばれる残りかすを除き、熟成させます。仕込み作業の集中する秋以外は、ワインの熟成・貯蔵管理、樽の詰め替え、ワインのろ過を行います。ブドウの熟し方によって、搾り具合を変える経験と勘が必要になります。

なるにはこれが必要!

資格や学歴はとくに必要ではありませんが、高校の食品製造科・工業化学科や大学の応用生命系学科などの出身者が多いようです。経験を積んで利き酒の能力を磨くことが大切です。赤ワインづくりでは浮いてきた皮を沈めたり、ワインを搾るためにブドウの皮を集めるなど体力が必要となる作業もあります。共同作業を少人数で進めていくので、お互いに補佐したり協力のできる協調性が求められます。

これを知っておくと役立つ豆知識

洋酒製造会社には家族経営の小規模の会社から大企業まであり、数人から数十人ほどワイン製造工が働いています。ブドウ産地の山梨や長野、北海道、山形などが主な勤務地です。入荷・収穫したブドウはその日のうちにつぶすため収穫期の9〜11月は忙しく、深夜までの残業、日曜休日出勤もあります。最近では女性や若年者が増えています。

この職業になるには