大学・短期大学の学問を知ろう

応用化学系応用化学系→応用化学

化学の基礎理論を工業に応用する技術や方法を学び、新しい素材や医薬品の開発、環境保全、福祉医療などについて研究する。

この学問を学べる大学・短期大学を探す

動画でチェック

どんな学科がある?

応用化学科、応用化学工学科、工業化学科、化学工学科、環境化学科、物質化学科など

どんな学問?

■応用化学
化学の基礎理論や知識を工業に応用する技術や方法を研究する実学的な学問。さまざまな分野で役立つ新しい素材の開発や医薬品開発、環境保全、福祉医療、電子など多様な最先端のテーマに取り組む。高分子化学、電気化学、量子化学、無機化学、有機化学、反応化学、石油工業化学、地球化学など専門分野は幅広い。

■応用化学工学
付加価値の高い精密化学製品を開発するために、物質を分子レベルから解明し、物質の分離や精製、エネルギーの生産・供給のための新しい精密化学工程を研究する。

どんなことが勉強できる?

■応用化学科
1年次に無機化学、有機化学、物理化学、分析化学、化学工学、電気化学などの基礎的分野を学び化学製品、新素材を理解する。2〜3年次には有機反応化学、有機合成化学、無機元素化学、無機合成化学、触媒化学、生化学などの発展分野に入る。ただ、対象領域が広いこともあって、この段階になるとコース制を導入する大学も多い。4年次には研究室に所属して卒業研究に取り組む。

■物質化学科
理論化学、応用精密化学、材料工学を柱としたカリキュラムを編成し、セラミックスや高分子材料などの新素材の開発を目指す。

あなたの周りの応用化学

廃棄物焼却施設などから排出されるダイオキシン類による汚染が日本全国で大きな問題となっている。環境省も、人の健康や生態系への影響を防ぐためにさまざまな施策を推進中だ。このダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)などを指す。動物実験の結果によると、人工物質としては最も強い毒性をもつ物質といわれている。

この学問を学べる大学・短期大学を探す