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理学系理学系→数学

数学の伝統的な流れの中で発展した純粋数学、近代産業の発展に伴って生まれた応用数学、および情報処理について研究する。

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どんな学科がある?

数学科、応用数学科、数理学科、計算機械学科、数理情報学科、情報数理学学科など

どんな学問?

数学は医学、物理学、化学など理工系の学問の基礎をなし、2つの系統に大別できる。1つは純粋数学。数学の伝統的な流れの中で発展してきた領域で代数学、幾何学、解析学および数学の公理や理論を究める数学基礎系などで構成される。もう1つは、応用数学。近代産業の発展に伴って応用されてきた領域で数学の知識をコンピュータに応用する方法を研究する。情報数学、確率論、数理計算法、ゲーム理論、計算機科学、応用統計学などをいう。

どんなことが勉強できる?

1・2年次で数学の基礎となる線形代数学、微分積分学、集合・位相などの科目を学ぶ。また、応用数学分野ではコンピュータのプログラミング言語などを学び、計算機数学ではコンピュータのもとになる理論やカオス理論なども学ぶ。3年次からは純粋数学ないし応用数学と研究分野を決めたうえで、より専門的な分野に入っていく。

あなたの周りの数学

数学史上最難問と言われているのが「リーマン予想」だ。問題が発表されてから150年以上が経過するが、今だ誰も解けずにいる。扱うのは、数学の世界で最も基本的な数である「素数」だ。素数とは1とその数字でしか割れない数をいう。順番に並べると、2,3,5,7,11,13,17,19,23・・・と無秩序な数列にしか見えない素数が、どのようなルールで現れるかを解明するというのが問題の趣旨で、その解明には賞金もかけられている。

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