留学の目的と留学スタイル

充実した留学生活を実現するためには、「何のために留学するのか」「留学で何を得たいか」「留学後はどのようになっていたいか」など目的を明確にし、その目的に応じた留学スタイルを選ぶことが大切です。

目的によって選べる留学スタイルは多種多様。自分の目的を叶えられる最適な留学スタイルを見つけましょう。

語学を身につけたい

  • 語学留学

    語学留学とは、外国語の習得を第一目標とした留学です。渡航先の語学学校に通いながらビジネスレベル、日常会話レベル、入門レベルなどレベルに合わせた実践的なレッスンを受けることができます。語学短期(3ヶ月以内)、長期(3ヶ月以上)と期間が選べ、自分のスケジュールに合わせて受講できるのも特徴です。
    海外の大学・短大・専門学校で学びたい

  • 正規留学

    正規留学とは、海外の大学、短大、専門学校などで学位の取得や卒業を目的とした留学で、長期にわたり海外の学校で学びます。

  • 交換留学

    在籍する学校に籍を残したまま、提携先の学校で一定の期間在籍し学びます。

  • 外国大学の日本校へ留学

    文部科学省から「外国大学の日本校」として認定を受けている大学は現在4校あります。中には日本国内で海外の大学の学位を取得し、日本の大学院への入学資格を得られる大学もあります。

海外で働いてみたい

  • ワーキングホリデー

    ワーキングホリデーの主目的は「休暇」を楽しむこと。その旅費や滞在費を補うために就労が認められている制度で、規定内の就労と就学が可能です。
    ワーキングホリデービザの協定締結国:オーストラリア、ニュージーランド、 カナダ、韓国、フランス、イギリス(就労ビザYouth Mobility Scheme)、ドイツ、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル (計14ヶ国、2015年現在)

  • 海外インターンシップ

    海外の企業やNPO・NGO団体等で有給又は無給で就労体験ができる制度です。

  • 海外ボランティア留学

    幼稚園や日本語教師、介護施設など自分の適性に合った施設でボランティアスタッフとして働きます。
    ボランティアの種類:日本語教師アシスタント、保育施設、福祉施設、環境保護活動、震災復興、難民キャンプなど

習い事・スポーツ分野を極めたい

  • スポーツ留学

    対象となる競技の先進国の強豪校やクラブチームに所属して、最先端の技術やノウハウを学びます。大学からスポーツ奨学金を受けて留学する道もあります。
    人気競技:サッカー、野球、テニス、ゴルフ、バスケットボール、ダンス、バレエ、サーフィン、卓球、ボクシング、スケート など

  • お稽古留学

    楽しみながら渡航先の文化やスポーツを体験し、学ぶ留学。語学学校とセットで留学するスタイルが一般的。
    お稽古の種類:フラダンス、バレエ、ヨガ、アート、音楽、フラワーアレンジメント、陶芸、料理、ガーデニング、キックボクシング、美容など

「語学を身につけたい」、「資格を取得したい」などの第一目的以外にも、「現地の生活を体験したい」、「お稽古事に挑戦したい」といったような他の目的や目標を持つ人も多いことでしょう。複数の留学スタイルを組み合わせることで、より自分に合ったオリジナル留学スタイルを実現することもできるようになります。

(例)
「現地の生活を体験しながら実践的な語学力をつけたい」⇒ホームステイ+語学留学
「語学力をつけた後に大学へ進学したい」⇒語学留学+正規留学
「現地の人の生活や文化、言語を全て体験したい」⇒ホームステイ+語学学校+お稽古留学 ...etc.

近年では、はじめは格安で質の高い英語教育が受けられるとされるアジア諸国で語学留学をし、一定のレベルまで上達した後に欧米諸国の大学へ正規留学するといったような二カ国留学する人も増えてきています。

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