〈桑沢デザイン研究所〉の歴史と理念
1954年にドイツのバウハウスをモデルとして発足して以来、そのカリキュラムは常に時代を反映してきました。小手先の技ではなく、独創や応用力の源となる「デザインの原動力」を培うため、基礎から総合的に学び、実践を通じて専門的な技術と応用を身につけていく構成となっています。〈桑沢〉の重要なキーワードに「概念砕き」があります。既成概念にとらわれずに対象を把握し、色や形の体系や素材の可能性を探っていくことで、表現や発想の幅を大きく広げるデザインの基礎能力を養っていきます。3万人を超える卒業生は、世界を牽引する多くのデザイナーとして活躍し、その業績は各領域で高く評価されています。
<桑沢>の昼間部は3年制。長い将来を見据えたデザイン基礎体力の強化を大切にしています。
1年次では全員が共通の基礎を学び、眠っている感性を呼び覚まします。2年次からは専門分野に分かれて、それぞれの知識・技術を身につけていきます。そして、3年次にはそれらの応用を積み重ねることで、デザインに必要な観察力・発想力・構築力を豊かに培っていきます。
いまデザイン教育の現場では、即効性だけを重視し、テクニックに力点が置かれています。しかし、いきなり技術を教えることは、デザイナーとしての未来に限界をつくることになりかねません。これからの長い将来へ向けて、デザインの基礎体力を強化することが、今もっとも求められていることだと〈桑沢〉は考えています。
デザインは「人の暮らしを豊かにするため」にあります。時代がどう変わっても、社会に貢献できるデザインの根本的な力を身につけること。これが〈桑沢〉の理念であり、目指している教育です。
国際的な評価へ −FRAME MAGAZINE(蘭)での紹介−
〈桑沢〉は FRAME MAGAZINE「Masterclass」シリーズに〔世界的に評価の高いデザイン学校〕として掲載されています。
デザイン業界に強い影響力を持ち、世界77カ国で販売されている雑誌「FRAME」で知られるFrame 出版社(蘭)が発行した書籍「Masterclass」プロダクトデザイン および インテリアデザインの両部門に〈桑沢〉が〈世界的に評価の高い大学院30校〉の中の一校として掲載されています。
「Masterclass」はデザイン分野をリードする世界の 大学院30校についてのガイドブックです。卒業制作の質や就職、卒業生の活躍や講師陣とその講師陣のデザイン業界での評価などを基準に、世界中から30校が厳選され、より高い専門性の習得をめざす学部学生、新卒者、社会人に向けて作られました。
https://www.kds.ac.jp/about/frame-magazine/
疑問や不安について、所長・在校生がお答え。
「桑沢ってどんなところ?」「課題が多いって本当?」「入試のデッサンはどんなもの?」
あなたの気になるが解決するかもしれません。
こちらからチェックしてみてください。→https://www.kds.ac.jp/sougou/
桑沢生の目。
学生が課題に取り組む姿など〈桑沢〉内の風景を紹介します。
https://www.kds.ac.jp/student_prsepective/