建学の精神である「カトリックの愛の精神」を具現化する3つの特色【1】
■生命倫理教育
21 世紀に入り人類は環境問題、貧困や難民問題、開発途上国における人口爆発、先進国の少子高齢化問題等さまざまな問題に直面しています。医療の分野でも、遺伝子操作、脳死や臓器移植問題など、人の生命について真剣に考えるべき問題が多く生まれています。
本学の前身「聖マリア高等看護学院」では昭和50 年代にすでに倫理教育、医学概論を看護教育の中心に置き、当時としては非常に質の高い人間教育が実践されていました。この生命倫理教育はさらに、短期大学から4年制大学へと引き継がれ、聖マリア学院大学のカリキュラムにおいては基礎分野の中に「人間の尊厳と理解」という領域を設けそのなかに生命倫理学を位置づけることによって、本学がカトリックの愛の精神に基づき、人間の尊厳を最高原理とすることを明確にしております。
建学の精神である「カトリックの愛の精神」を具現化する3つの特色【2】
■ロイ適応看護モデル
1990年当時より、Sister Callista Roy の臨床体験から生まれた看護教育と臨床看護実践の看護モデルの発祥の地であるMount St.Mary’sと姉妹校提携を結んでおり、現在まで両校の学生・教員の活発な交流が行われています。聖マリア学院大学の開学と共に、アメリカに本部を持つRoy Adaptation Association(RAA)の日本支部(RAA-J)が、聖マリア学院大学、聖母大学、天使大学の3つのカトリック系看護大学により結成されました。
建学の精神である「カトリックの愛の精神」を具現化する3つの特色【3】
■国際協力(国際看護教育)
現在、国際社会は大きな転換期にあり、開発途上国の多くはエイズや人口問題、新興・再興感染症などの保健衛生上の課題に苦しんでいます。また、地球環境問題など国際的な取り組みが必要な新たな分野も出現しており、わが国はこれまでの貴重な経験を生かし、これらの問題に対し大きな役割を果たすことが期待されています。