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2021/4/28

東北大学
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ショウジョウバエも老化でリズム感が低下することを発見

東北大学大学院生命科学研究科の谷本拓教授らの研究グループは、ショウジョウバエは数秒単位の時間を正確に計測する能力を持っており、計測したリズムに応じて行動できることを発見した。
秒単位のリズムに応じた行動は、哺乳類をはじめとする脊椎動物では広く観察されてきたが、無脊椎動物での例はほとんど報告されていなかった。同グループは、「時間条件付け」という方法によって、無脊椎動物であるショウジョウバエの秒単位のリズムに応じた行動を研究。その結果、ショウジョウバエが数秒単位の時間を正確に計測する能力を持ち、計測したリズムに応じて行動できることを発見。さらに、ヒトなどの哺乳類に見られる加齢に伴う計時能力の低下が、老齢化したハエにおいても生じることが明らかになった。また、老化による計時機能の低下が脊椎動物と無脊椎動物で共通しているということから、数秒間隔の「リズム感」は進化の早い段階で獲得した生物の機能であることが示唆される。